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メディカルコラム

【糸島市】高血圧とは?自覚症状がなくても放置できない理由を解説

健康診断で「血圧が高め」と言われても、体に特別な不調がなければ気に留めずに過ごしてしまう人は少なくありません。

しかし、高血圧は自覚症状がほとんどないまま進行し、気づかないうちに心臓や血管に大きな負担をかける病気です。

日本では成人の3人に1人以上が高血圧とされており、放置すると脳卒中や心筋梗塞といった命に関わる病気につながる危険もあります。

この記事では、高血圧の基本的な仕組みや放置が危険とされる理由、日常生活との関わりについて詳しく解説します。

 

1.高血圧とは?血管にかかる圧力が高い状態のこと

高血圧とは、心臓から送り出される血液が血管の壁に強い圧力をかけている状態のことです。

血圧は「心臓が収縮したときの最高血圧(収縮期血圧)」と「心臓が拡張したときの最低血圧(拡張期血圧)」の2つで表され、一般的にはこのどちらか、もしくは両方が高い状態が続くと高血圧と診断されます。

日本高血圧学会の基準では、診察室で測った血圧が「140/90mmHg以上」の場合に高血圧とされます。

家庭で測定する場合は135/85mmHg以上が目安とされていますが、年齢や持病の有無によって目標値が異なることもあります。

血圧は心臓の働きや血液量、血管の弾力性などさまざまな要因で変化します。

健康な状態では必要な圧力で血液が全身を巡りますが、圧力が高すぎると血管が常に強い力にさらされることになり、少しずつダメージが蓄積していきます。

 

2.自覚症状がほとんどないまま進行する「サイレントキラー」

高血圧が「サイレントキラー(沈黙の殺し屋)」と呼ばれる理由は、進行してもほとんど症状が現れないことにあります。

頭痛やめまいといった不調が出るケースもありますが、多くの人は何の違和感もないまま日常生活を送っています。

そのため、健診で指摘されても「大げさに考える必要はない」と受け止めてしまいがちです。

しかし、症状がないからといって体が健康なわけではありません。

高い血圧が血管に負担をかけ続けることで、ある日突然、重大な病気として表面化することがあるのです。

高血圧は特に脳や心臓、腎臓といった重要な臓器に影響しやすく、知らないうちに血管のダメージが進んでいることも少なくありません。

症状が出てからでは取り返しがつかないケースもあるため、数値の変化を軽視しないことが大切です。

 

3.放置すると血管が傷み、全身に影響が及ぶ

血圧が高い状態が続くと、血管の内側に大きな圧力がかかり、少しずつ傷ついていきます。

傷ついた血管には脂質やカルシウムが沈着しやすくなり、動脈硬化が進行していきます。

動脈硬化が進むと血管が硬くなって弾力性を失い、さらに血圧が上がりやすい悪循環に陥ります。

血管の内腔が狭くなると血液の流れが滞り、心臓や脳に十分な酸素や栄養が届かなくなってしまうこともあります。

このような状態が続くと、やがて命に関わる病気を引き起こす可能性があります。

 

4.命に関わる合併症のリスクが高まる

高血圧が原因で起こる代表的な合併症には、脳卒中や心筋梗塞、心不全、腎不全などがあります。

いずれも突然発症することがあり、命に関わる重大な病気です。

 

4.1.脳卒中

脳の血管が破れたり詰まったりすることで起こる脳卒中は、高血圧が大きな要因のひとつです。

特に脳出血は、血管が圧力に耐えきれず破裂して出血するケースが多く見られます。

一命をとりとめても、麻痺や言語障害などの後遺症が残ることが少なくありません。

 

4.2.心筋梗塞・狭心症

高血圧が続くと冠動脈に動脈硬化が進行し、血流が途絶えて心筋の一部が壊死する心筋梗塞を起こす危険が高まります。

発症すると強い胸痛や息切れを伴い、場合によっては突然死につながることもあります。

 

4.3.腎機能の低下

腎臓の細い血管も高血圧の影響を受けやすく、長期間の負担によってろ過機能が低下していきます。

進行すると慢性腎不全や人工透析が必要な状態になることもあり、生活の質にも大きな影響が及びます。

 

5.早い段階で数値の変化に目を向けることが大切

高血圧は放置してしまうと重大な病気につながる可能性がある一方で、数値が上がり始めた段階で生活習慣を見直すことで改善が期待できることもあります。

塩分の摂取量を減らす、体を動かす習慣を持つ、ストレスをためないなどの工夫は、血圧の安定に役立ちます。

また、血圧は一日の中でも変動があるため、家庭で定期的に測定して自分の傾向を知ることも重要です。

こうした日々の積み重ねが、将来の大きなリスクを遠ざけることにつながっていきます。

 

6.自覚がなくても血圧の変化は見逃さない

高血圧は症状がほとんどないまま進行し、ある日突然重大な病気を引き起こすことがあるため、数値の変化を軽視しない姿勢が大切です。

自覚がなくても血管への負担は着実に進んでいるため、健診結果をきっかけに生活を見直す意識を持つことが、将来の健康を守ることにつながります。

血圧の値は、体からの小さなサインです。

そのサインに目を向け、自分の体と向き合う意識が大切になります。

 

福岡県糸島市で体の不調を感じている方は「しもせ内科クリニック」へ

福岡県糸島市のしもせ内科クリニックは、日本内科学会総合専門医として、地域の健康を守ることを使命としています。

医師が患者様お一人おひとりの状態を見ながら、丁寧にコミュニケーションを取ることを心がけています。

院内は明るく気軽に来院できる雰囲気なので、ちょっとした身体の変化でも気兼ねなくご相談ください。

 

しもせ内科クリニック

〒819-1107 福岡県糸島市波多江駅北1-9-16

TEL:092-332-1000

この記事の監修医師

しもせ内科クリニック 医師

医師 下瀬 茂男

経歴・資格・所属学会

  • 平成5年4月 弘学館中学 入学
  • 平成11年3月 弘学館高等学校 卒業
  • 平成12年4月 久留米大学医学部 入学
  • 平成18年3月 久留米大学医学部 卒業
  • 平成18年4月 久留米大学病院 初期研修医
  • 平成20年4月 久留米大学医学部 内科学講座消化器内科部門 入局
  • 平成21年4月 久留米大学医療センター 消化器内科 勤務
  • 平成25年6月 久留米大学医学部 内科学講座消化器内科部門 助教
  • 令和7年12月 久留米大学医学部 内科学講座消化器内科部門 講師
医師 下瀬 茂男

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