肝機能異常

肝機能異常とは

肝機能異常とは

肝機能異常(障害)とは、何らかの原因で肝臓に炎症が起こり、AST、ALT、γ-GTPといった肝機能の数値が上昇した状態を指します。肝機能障害には、数日から数週間で治まる急性のものと、6か月以上続く慢性のものがあり、症状や経過が異なります。急性のものは自然に回復することが多いものの、まれに劇症肝炎などに至り命に関わる場合も。一方、慢性のものは原因に応じた治療が必要で、放置すると肝硬変になる危険性があります。

肝機能異常の症状

急性肝障害

急性肝障害・肝炎の症状として、食欲不振、倦怠感、黄疸(白目が黄色くなる)、尿の黄染(尿の色が濃くなる)、吐き気、嘔吐、腹痛などが現れます。ウイルス感染の場合、これらの症状の前に発熱、咽頭痛、頭痛など、風邪のような症状が出ることがあります。

慢性肝障害

慢性的な肝障害や肝炎は、多くの場合、特に症状を伴わずに経過しますが、時に食欲不振や全身の倦怠感などの症状が現れることがあります。

肝機能異常の原因

急性肝機能障害は、肝炎ウイルス、EBウイルス、サイトメガロウイルスなどの感染、薬剤、まれに自己免疫反応によって起こります。慢性の原因は、B型・C型肝炎ウイルスの持続感染が多いですが、近年はアルコールの多飲や、飲酒習慣のない人のメタボリック症候群による脂肪肝から肝硬変への進行が増加傾向です。その他、自己免疫反応なども原因となります。

肝機能異常の治療と予防方法

治療方法

基本的には安静と経過観察で自然に回復することが多いと言われています。改善が見られない場合や重症化の恐れがある場合には、ステロイド投与を行います。また、原因が肝炎ウイルスの場合には、抗ウイルス療法を行います。
慢性肝機能障害であれば、その原因に応じた治療を行います。B型肝炎では肝臓の炎症が強い場合に、C型肝炎であれば大半の場合、経口での抗ウイルス療法を行います。

予防方法

肝機能障害を予防するためには、栄養バランスの取れた食事、適度な運動習慣、アルコールや喫煙の制限、適切なストレス管理、十分な睡眠時間の確保、そして定期的な健康診断の受診が重要となります。特に、過度のアルコール摂取や生活習慣病は、肝臓に大きな負担をかけ、肝機能障害の発症リスクを高めるため、注意が必要です。

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