エコー(超音波)検査とは
当院で対応するエコー(超音波)検査
- 腹部エコー
- 頸動脈エコー
- 心エコー
- 甲状腺エコー
- 前立腺エコー
肝臓専門医による腹部エコー検査
こんな方におすすめ
エコー(超音波)検査の流れ
STEP.01 検査当日
検査を受けられるにあたり、検査開始の約6時間前から、お食事と飲水はお控えください。その他の特別な準備は必要ありません。ただし、検査ではお腹全体を広く調べますので、ワンピースなどの衣服は避け、検査に適した服装でご来院いただきますようお願いいたします。
STEP.02 受付
受付で手続き後、院内でお待ちください。お名前をお呼びしましたら、検査室へお入りいただきます。検査は診察台で仰向けに行いますが、必要に応じて横向きや座位で行うこともあります。
STEP.03 検査の準備
検査に先立ち、腹部にゼリーを塗布させていただきます。ゼリーは温めて使用いたしますが、検査中に徐々に冷えてくるため、不快感を感じられる方もいらっしゃいます。しかしながら、各臓器の状態を詳細に観察するためには必要な処置となりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
STEP.04 検査
検査中は、消化管ガスを減らして臓器を見やすくするため、息を吸う、吐く、止めるなどの指示をすることがあります。また、プローブでお腹を押さえることがありますが、痛みを感じたらすぐにお知らせください。検査後、腹部の状態を確認できれば終了となります。
エコー(超音波)検査で発見できる病気
肝血管腫
肝臓の腫瘍の中でよくみられる良性腫瘍で、血管が集まってできています。多くの場合は経過観察となりますが、画像所見や大きさなどによっては、他の肝腫瘍との鑑別や精密検査が必要になることがあります。
脂肪肝
脂肪肝とは、肝臓に脂肪が過剰に蓄積した状態です。健診で肝機能異常を指摘され来院される方も多く、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病や、運動不足、飲酒習慣、肥満などと深く関係しています。
脂肪肝の中には肝臓の線維化が進み、肝硬変などへ進行するものもあるため、血液検査やエコー検査などによって状態を確認することが重要です。
肝のう胞(かんのうほう)
肝のう胞とは、肝臓内部に液体が溜まった袋状の病変です。腹部超音波検査でよく見られる良性の所見で、ほとんどの場合、症状は現れません。しかし、のう胞が大きくなると、腹部の圧迫感や膨満感を感じることがあります。
慢性肝障害・肝硬変
慢性肝炎とは、肝臓の炎症が長期間続いている状態を指します。B型肝炎、C型肝炎、脂肪肝、自己免疫性肝疾患、飲酒習慣などさまざまな原因があり、肝臓の線維化が進行すると肝硬変に至ることがあります。
肝臓は病気が進行しても自覚症状が現れにくいため、血液検査と画像検査などを組み合わせ、原因や進行度を確認することが重要です。
肝腫瘍
肝臓にできる腫瘍の総称です。良性・悪性さまざまな種類があり、エコー検査で発見できる場合と、CT・MRIなどによる詳しい検査が必要な場合があります。また、肝臓には他の臓器に発生したがんが転移することもあるため、必要に応じて他の消化器検査や専門医療機関での精密検査につなげます。
胆泥(たんでい)
胆泥とは、胆のうに溜まった泥状の物質です。濃縮された胆汁や炎症によって生じることがあります。胆のう内部の観察が難しい場合などには、MRI検査などの精密検査が必要となることがあります。
胆のう結石(たんのうけっせき)
胆石とは、胆のうなどにできる石のことです。症状がないこともありますが、胆のう炎や胆管炎などの原因になる場合があります。胆のう壁の状態なども含めてエコー検査で確認し、必要に応じて詳しい検査を行います。
胆のう腺筋腫症(たんのうせんきんしゅしょう)
胆のう壁の全体または一部が厚くなる良性の疾患です。画像所見によっては他の胆のう疾患との鑑別が必要となるため、必要に応じてMRIなどの精密検査や経過観察を行います。
胆のうポリープ
胆のうポリープとは、胆のうの内側にできる隆起性の病変です。多くは良性ですが、大きさや形などによっては詳しい検査が必要になる場合があります。定期的な腹部超音波検査で状態を確認し、必要に応じてCT、MRI、超音波内視鏡などによる精密検査につなげます。
膵のう胞(すいのうほう)
膵のう胞とは、膵臓の中に液体が溜まり、袋状になった状態です。膵液や炎症性の液体が溜まるものや、IPMNなどの腫瘍性のものなどさまざまな種類があります。腹部超音波検査のみでは判断が難しい場合もあり、CT・MRI、超音波内視鏡などによる精密検査が必要になることがあります。
膵腫大(すいしゅだい)
膵臓全体、または部分的に大きくなっている状態です。膵炎などの炎症や腫瘍が原因の場合があり、精密な検査が必要です。なお、膵臓の大きさには個人差があります。
膵萎縮
膵臓が通常より小さくなっている状態です。慢性膵炎などが原因となる場合があり、膵機能の低下を伴うこともあるため、必要に応じて精密検査や治療を行います。
膵腫瘍
膵臓にできる腫瘍には、良性のものと悪性のものがあります。エコー検査で膵臓に異常が疑われた場合には、CT・MRIなどの精密検査を行い、状態を詳しく確認することが重要です。
腎のう胞(じんのうほう)
腎臓に液体が溜まり、袋状の病変ができる状態です。比較的よく見られ、単発または多発することがあります。多くは良性ですが、大きさや状態によっては経過観察が必要です。
腎結石
腎臓内にできた結石のことです。小さなものは自然に排出されることもありますが、尿路に移動して詰まると強い痛みを引き起こす場合があります。状態に応じて泌尿器科などの専門医療機関へご紹介します。
腎萎縮
腎臓が通常より小さくなっている状態です。慢性的な腎機能障害などによって生じることがあり、腎機能などを含めた詳しい評価が必要になる場合があります。
水腎症・腎盂拡張(じんうかくちょう)
水腎症とは、尿の流れが何らかの原因で妨げられ、腎臓内に尿が溜まって拡張した状態です。結石や腫瘍などが原因となることもあるため、必要に応じて詳しい検査を行います。
腎血管筋脂肪腫
腎臓にみられる良性腫瘍のひとつで、脂肪、血管、筋肉などで構成されています。多くの場合は経過観察となりますが、大きさなどによっては詳しい検査や治療が必要になる場合があります。
腎腫瘍
腎臓にできる腫瘍には、良性のものと悪性のものがあります。エコー検査で腎臓に腫瘍が疑われた場合は、必要に応じてCT・MRIなどの精密検査や専門医療機関での診療につなげます。

超音波検査とは、人の耳では聞き取ることができない高周波の音波を利用して、体の内部の様子を画像として表示する検査方法です。具体的には、体の調べたい部位に向けて超音波を発信し、臓器などで反射した音波を受信し、その信号を解析することで、内部の状態を画像化します。
腹部エコー検査では、肝臓・胆のう・膵臓・腎臓など腹部のさまざまな臓器を観察できます。検査を行う際は、患者様に検査台で横になっていただき、検査対象となる部位の皮膚にジェルを塗布し、探触子(プローブ)を当てて超音波を送信します。
放射線を使用しないため被ばくの心配がなく、身体への負担が少ないこともエコー検査の特徴です。