脂肪肝とは

脂肪肝の症状
脂肪肝の初期段階では、ほとんど自覚症状はありません。しかし、症状が出始めると、全身倦怠感、食欲不振、右上腹部の鈍痛などが現れることがあります。
脂肪肝の症状が出始める頃
全身倦怠感、食欲不振、右上腹部の鈍痛などが現れることがあります。また、疲れやすさ、肩こり、頭がぼーっとするなどの症状を感じることもあります。
脂肪肝が進行した場合
肝硬変や肝臓がんといった重篤な疾患へと進行する可能性があります 。さらに、肝臓への血流が滞ることにより、酸素や栄養素が全身に十分に供給されなくなり、腹水、足のむくみ、意識障害など、多岐にわたる症状が現れる可能性があります。
脂肪肝の原因
肥満
脂肪がエネルギーへと変換される過程において、「インスリン」と呼ばれるホルモンが重要な役割を担っています。しかしながら、肥満の状態が続くと、インスリンが正常に機能しなくなり、肝臓に脂肪が蓄積しやすい環境を作り出してしまうのです。
アルコールの過剰摂取
過度の飲酒は、肝臓に中性脂肪を蓄積させる大きな要因となるため、注意が必要です。アルコールが分解される過程において、肝細胞内での脂肪の代謝が阻害され、中性脂肪の合成が促進されてしまうのです。
無理なダイエット
過度な食事制限を行うと、筋肉量が減少することがあります。その結果、基礎代謝が低下し、逆に肝臓に脂肪が蓄積しやすい状況を作り出してしまうことがあります。
脂肪肝の治療方法と予防方法
脂肪肝は、症状が現れにくいため、放置されやすい病態の一つです。しかし、放置すると肝炎や肝硬変、肝がんへと進行する可能性があります。まずは定期的な検査でご自身の身体と向き合うことが大切です。当院では、脂肪肝の要因を明確にすることから始めます。アルコールが原因の脂肪肝には、禁酒が最も効果的な治療法です。脂肪肝はほとんどの場合、生活習慣を見直すことで改善できます。
脂肪肝とは、肝臓に過剰な脂肪が蓄積した「脂肪性肝疾患」の総称です。脂肪肝には、過度の飲酒が原因となる「アルコール性脂肪肝」と、アルコールとは直接関係なく、過食などの生活習慣病に合併しやすい「非アルコール性脂肪肝」の2種類があります。
脂肪肝は通常、自覚症状を伴わないため、健康診断や人間ドック、あるいは他の部位の検査で偶然指摘されて初めて気づくというケースがほとんどです。特に、近年増加傾向にある「非アルコール性脂肪肝」は、無症状であるために治療を受けずに放置される方が多く、深刻な問題となっています。
しかしながら、脂肪肝の中には、肝炎を発症し、最終的には肝硬変、肝不全、さらには肝がんへと進行する可能性のあるものも存在します。したがって、「生活習慣の見直し」や「薬物療法」など、適切な治療を行うことによって、肝臓の状態を改善させることが非常に重要です。「脂肪肝」と診断された方は、ぜひ一度、当クリニックまでお気軽にご相談ください。